もちつき録

もち(猫)・つき(犬)・うさ(猫)+息子(人間)に振り回される日々…

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大震災の記憶…  H23・4・11(月)

ちょうど一か月前の今日、
2011/3/11 14時46分 東日本大震災発生

なんと、その時私は…お風呂に入っていました(汗)

その日の夜は、私の父のお誕生日会で、
父の大好きなトラフグを食べに行く予定でした。
夜遅く帰って来るので、昼のうちに息子をお風呂に
入れてしまおうと、私が先にお風呂に入り、
夫に息子を連れ来てもらう段取りでした。

丁度髪を洗い、シャワーですすいでいた所、
なんだか微かに揺れている気が…?

シャワーを止めると同時に、
テレビで緊急地震速報を聞いた夫が
「ママちゃ~ん!地震が来るよ~」
とドア越しに声を掛けてくれた瞬間でした。

グラグラっと大きく揺れ、

ゴゴゴゴゴゴゴーーーーーーという地鳴りが!?

私は慌ててお風呂の火を止め、ガスの元栓を閉めて、
浴室の外へ飛び出しました。
その時にはもう、立っているのやっとで、
私は側にいた夫に、
「早く、息子くんの所に行って!」
と、叫び、私も素っ裸のまま、息子の居るリビングへ。
ベビーベッドですやすやと眠っている息子を見て、
ベッドを抑えるのが精いっぱい。

ガシャンっガシャンっ
と家がきしむ音が響きます。

「せっかく産んだのにぃ…」
私は、本気で死ぬんじゃないかと思いました。
「もうやめてぇ…」
涙が出ていました。

そんな私に、
「目を開けて!大丈夫だから!しっかりして!」
夫は揺れている間中、私の目を見て話しかけ、
素っ裸でビショビショの私の身体を拭いていました。

ガシャンっ!
バタンっ!!

ガターーーーン!!!

と、様々な物が倒れる音が…

バチンっ!
と電気が切れた音がしたかと思うと、
再び大きな揺れが…

玄関ではうーちゃんが泣き叫び、
つきさんがオロオロと家の中を行ったり来たり。
夫がつきさんに「ハウス!」と声を掛けたものの、
つきさんのゲージの後ろにはすぐガラス戸が!

「嘘だ、つき!ハウスじゃない!来い!」
慌てて、夫がつきさんを呼び戻しました。

あまりにも長く大きな揺れに、
私も夫も、「ついに来た…」と思っていました。
予測されていた、宮城県沖地震の発生です。

ふと息子を見ると、グラグラと揺れるベッドに、
ニヤニヤと笑っていました。

…お願いします…
どうか、この子だけでも助けて下さい…

私は揺れている間、ずっとこれだけを祈っていました。



長い長い、2分間でした…




揺れが弱まって来た頃、夫はゆっくりと私の目を見て、
「ママちゃんは、息子くんとご近所さん達と避難所に行って。
 俺は仕事に行ったら、いつ帰って来れるか分からないから、
 落ち着いたら実家に行くんだよ。
 もちとつきとうーちゃんは、車の中に入れておくね。」

そう言うと、私の靴を持って来て、履くように促し、
つきさんをリードで外にいったん繋ぎ、うーちゃんを車の中へ。
そして、姿の見えなかったもちさんを探しに行きました。

私は、ガタガタと震える身体を奮い立たせて、
まずは急いで着替えて、息子くんの荷物をまとめました。

家の中を見回す心の余裕すらありませんでした。
ただひたすら、息子くんのオムツやら着替えやら、
バスタオルにおもちゃ、そして母子手帳…
ぎゅうぎゅうとバッグに詰め込んでいました。

「お願いだから行かないで!側に居て!」
口を開いたら、涙と一緒に出てしまいそうでした。

結婚する時に、心のどこかで分かっていたのに、
まさか本当に「その日」が来るとは思わなかったので、
心の準備なんて全然出来ていませんでした。

唾と一緒に、何度もその言葉を飲み込んで、
黙々とバックに息子のオムツや着替えを詰めました。

夫は、息子を車のチャイルドシートに座らせて、
自分の荷物をまとめて、近所の確認に走っていました。

その間も、何度も大きな余震が…
ラジオも無かったので、停電していた中、
情報は一切ありませんでした。

それでも、二次災害を避ける為、
とりあえず避難所へ向わねばなりません。
私の中では、すでに家の中に居る事が、
トラウマになってしまっていました。

もしかしたら、家が倒壊するかもしれない…
そんなことばかり考えていたと思います。

何よりも幼い息子を抱えて、私一人では何も出来ません。
今後どうなるか分からないので、私は息子を守り、
夫の帰りを待っていてあげなければ!

避難所に行って気が付きましたが、
気が動転していた私は、ズボンの下に寒いだろうから…
とストッキングを履いたのに、その上に靴下を履くのを忘れ、
なぜか七分袖の服を来て、その上にカーディガン(汗)
ダウンジャケットを着ていなければ、凍え死んでたな( ´△`)

そして、避難所に持って行った荷物は全て、息子くんの物ばかり。
自分の物は、携帯や貴重品以外、何も持っていませんでした。

ビショビショの髪をゴムで縛り、
車の中で泣いている息子に、おっぱいをあげました。

夫は規定に従い、自転車で勤務先に向いました。

どうか、これ以上酷い事が起きませんように…
夫が危険な目に遭いませんように…

夫を見送り、息子に車の中でおっぱいをあげながら、
車の中で不安そうな目でこちらを見つめる、
もちさん、うーちゃん、つきさんを見て涙が溢れました。

避難所には連れていけない…

こんなに怖い思いをして、おまけに今日は寒いのに、
3匹を車の中に残していかないといけない。

でも、息子くんと車の中で過ごすには、
あまりにも無謀過ぎる。

阪神大震災の時の様に、火事になったらどうしよう…
様々な不安と、この子達に申し訳ない気持ちで、
本当に辛い決断でした。

今まで、動物達との共存を散々考えて来たのに、
やっぱり人間を優先しなければならない現実。
自分の無力さと、無情な現実にただなす術もなく…

お向いさんが、自宅に残るということなので、
車のカギをお願いし、何かあったら、
みんなを放してくれるようにお願いしました。

お隣のymkさんご夫婦が、私と息子くんに付き合って、
避難所に一緒に行って下さったので、本当に心強かったです。
今思えば、息子くんを一人で抱えて避難所に行っていたら、
私はトイレにも行けなかったでしょう。


避難所へ向う途中、雪が降って来ました。
3匹の悲痛な鳴き声が、耳から離れませんでした。
まだまだ現実を受け止められず、ふわふわとした、
まるで悪い夢でも見ているような気分でした。

しかし、本当の悪夢を知るのはこれから…

この時まさに、津波が襲いかかって来ていたことを、
私達はまだ知りませんでした。


避難所で過ごした一夜は、一生忘れないでしょう。
多くの人間の一面も見ました。
そんな中で、「赤ちゃん寒くない?大丈夫?」
優しい男の子の声掛けに、涙が出そうになりました。

そして、ラジオから流れる信じがたい情報…
誰もが誤報だと言っていました。

寒くて、

暗くて、

怖くて、

ずっと微かに震えていたと思います。

朝が来た事に、どんなにホッとしたか…
明るくなってから、自分の手が真黒だったことに気が付き、
こんな汚い手で息子くんにおっぱいをあげていたのかと思うと、
なんだか笑えて来てしまいました。

そして、早朝に実家の妹と母と父が迎えに来てくれた時、
本当にホッとして、初めて安堵の涙が出ました。










そして、今日で一か月。
あっという間で、ずーっと悪い夢を見ているみたいでした。

色々な事がありました。
とても、ここには書ききれない位です。
それでも、自分達はとても幸せで、恵まれているんだ…
そう言い聞かせて、残された人達は、
みんな懸命に前を向こうとしています。

大震災から一カ月経った今も、
まだまだ避難所で暮らしている方や、
必死で家族を探している方がいらっしゃいます。
原子力発電所の被害も、先が見えず不安なまま…



そして、今日の午後に、夫の祖母の火葬が決まりました。
震災から一カ月の今日、祖母は空へ帰ります。
祖母を見送りながら、今回の震災で亡くなった全ての方々、
そして多くの動物達のご冥福を、
心よりお祈りさせて頂きたいと思います。


そして同時に、
これから子供たちが育つ日本が、
どうか安全で住みやすい国でありますように…

私達大人が、胸を張って「素敵な国だ」と言える、
日本になっていますように…






いつもコメントをありがとうございます(>_<)
久々に…前回のコメントに個別にお返事あります♪


大変申し訳ありませんが……
諸事情により、只今コメントの返信は出来ないことが
ほとんどの状態です。
その分、皆さまの所へお伺い出来れば…
と思っております。
それでもいい!という方、コメントを頂けると死ぬほど嬉しいです(>_<)
初めての方も、お気軽にコメント下さいませ♪
とっても、励みになります(o´∀`o):.*



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COMMENT

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| | 2011/04/13 15:31 | |

辛く恐ろしい出来事、書いてくださってありがとうございます。
本当によくぞ無事で・・・
小さな命を抱えて・・・
でも、息子君の存在はきっとこれからもずっと支えになってくれるにちがいないですね。
私自身が、息子君の笑顔の写真を拝見すると、とても明るい気持ちになるのです。
小さくて、さらっぴんの新芽のようなみずみずしい命が、そこで笑ってるのを見ると、なんだかとても幸福な気持ちになります。
どうもありがとうございます^^
まだまだ余震もつづいているし、問題山積みですけど・・・
どうぞ、明るい未来が一刻も早く訪れますように。

| anemone | 2011/04/12 20:48 | URL | ≫ EDIT

もちつきママさん、本当に本当に大変でしたね。そしてよくがんばりましたね!!
私も大好きな街、仙台が壊れてしまったのを見てとっても悲しかったです。だって大学時代と合わせて10年も住んだくらいだもん!
でも息子ちゃん、むしろ泣いたりしない子で良かった!
PTSDがありますからね。地震で泣く子だったら心配ですが笑っている息子ちゃんで良かったです。
うーちゃんはその後発情の兆しとかは大丈夫ですか?困った事があったらまた相談して下さいね!

| こて家 | 2011/04/12 19:11 | URL |

あれから1ヶ月経つというのに、相変わらず余震が続いていますね。私はあの震災の時、まだ産科の病室にいました。必死に産まれたばかりの息子にしがみつきながら、私ももちつきママさんと同じく「せっかく産んだのに」と泣きそうになっていました。このまま建物が崩壊して死んでしまうと思いました。
でも今回の地震で、夫や家族,ご近所さん,友達の優しさが身に沁みました。人生観も変わりました。

おばあさまのご冥福を心からお祈り致します。

| ぴぴちゃん | 2011/04/12 14:39 | URL |

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| | 2011/04/12 11:01 | |

おはようございます。
改めて、あの日の事を思いだしていました。
もちつきママさん、本当に大変な思いをなさったんですね。
旦那様もお仕事がら、一緒にいられないのがとても辛かったと思います。
あの揺れは、本当に体験したものでなければわからない、ものすごいものでしたよね。
私も自分の家が潰れているんではないかと、本気で考えながら戻っていきましたから…

そしてその後の津波…
原発事故…
悪夢のような日々でした。

一ヶ月経ちましたね。
短いようで、長い一ヶ月…
お祖母様もお空へ登っていかれたのですね。
お祖母さまと、亡くなられた皆様のご冥福をお祈りします。

二度とこういう事が起きない事を願うばかりです。

| ちゃびmama  | 2011/04/12 09:02 | URL |

こんばんわ。
あ。もう一ヶ月なんだ…と素直に思いました。
年々と後月の過ぎる時間が早く感じていますが
これほど早い一ヶ月はなかったと思います。

あわてるもちつきママさんをしっかりと
支えるご主人様。さすがですね。
私もパニックになるたちなので、いざというときが
とても怖いです。昨日も地震がありましたし、
まだまだ予断は許せない状況ですが
本当に本当にがんばってください。
本当に生きてくださってて良かった…。
おばあさまも天へ登っていかれたのですね。
ご冥福お祈りいたします。

| リブママ | 2011/04/12 03:57 | URL |

うん。
そうだよね。
札幌はあまり地震のない所だから
ちょっとした揺れでも「地震だ!!」
って大騒ぎするぐらいだから、自分だったら
今回の揺れはもっと大騒ぎしてると思う。
だから、ちゃんと息子ちゃんの用意とか出来たってのは
やはり母なる力だよね。
エライ!
まだまだ余震が続いてるけど、お家の事とかいろいろ
精神的に大変だと思う。
でも、家族も猫さん犬さんみんな無事だったんだもん。
さんまさんが言ってました。
「生きてるだけで丸儲け」って。
だから大丈夫だよ。

| まろこ | 2011/04/12 02:49 | URL |

今までの日常が、全てもぎ取られたような日でしたよね。
信号が消えて、電車も止まって。
昼間の仙台中心部は、奇妙な静けさでした。
あまりにも非日常的で、まるで夢の中にいるようでした。

心が癒えるには時間がかかると思います。
とりあえず前だけ向いて、ゆっくりゆっくり行きましょう。

改めてお祖母様のご冥福をお祈り申し上げます。

| 冬子 | 2011/04/12 01:24 | URL | ≫ EDIT

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| | 2011/04/12 01:11 | |

はじめまして

たまたま見つけて
読ませていただきました

私も赤ちゃんがいるので
あの地震があってから夫が仕事でいないとき毎日不安です

幸い私が住んでいるところは被害はありませんでしたが決して人事ではありません

テレビで見ていて胸が痛みます
テレビでみるより実際もっと悲惨な状況かと本当に悲しいです

顔も知らない他人ですが
同じ母として生きる人間としてお互いがんばりましょう

今できることをしつづけます

頑張って下さい

| ちなつ | 2011/04/12 00:46 | URL |

はじめまして。タムさん経由で伺いました。

主人の故郷釜石も沿岸の町々が壊滅的な被害を受けました。

読んでて私も泣いてしまいましたが、たくさんの人が復興のために立ち上がっています。

どうかお辛いと思いますがつながった力を信じてください。

亡くなられた方々、動物、そしておばあ様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

合掌

| kuumama | 2011/04/12 00:37 | URL | ≫ EDIT

ごめん、ウケた!
オロオロしてるオセリを思い浮かべて
久しぶりにemilyと大笑いしました。
私たちも地震が来る度(小さい地震も含む)、
玄関へ逃げています。
時々、emilyに足を踏まれながら・笑
もうちょい落ち着いたら、遊びに行くね。
仕事始って遊びに行けなくなっちゃったの。
出産祝いもまだ渡してないし。
by koto

もう緊急地震速報の音はコリゴリ!
PTSDになりそうです。
by emily

| koto & emily | 2011/04/11 21:46 | URL |

はじめまして

はじめまして、さび猫を実家で飼っているみけねこと申します。
コメントをしたことなかったので、ひっそり心配をしていました。この記事を見て涙が出ました。私には子どもはいませんが小さなお子さんを抱え、旦那さまと離れさぞさぞ心細い思いをされたかと思います・・自分に置き換えると私まで震えてきます。

お子さん、強い!良い子ですね、小さな子供の笑顔が素晴らしい力がありますよね。

早くもちつきママさんやうーちゃん、つきちゃん、もちちゃんの傷が少しでも癒されますように・・

日本に素晴らしい明日が待っていますように・・

| みけねこ。 | 2011/04/11 21:41 | URL |

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| | 2011/04/11 16:02 | |

読んでいて涙が止まりませんでした。
でも、良かった。

おばあ様のことは本当に残念でしたが・・・

今も海辺の様子をヘリからの映像で流れています
この光景が何百kmも続いているのですね
言葉が出ません・・・。

頑張って復興させましょうね!
小さな小さな力ですが私も頑張ります。

| アビmama | 2011/04/11 14:10 | URL | ≫ EDIT

あれからもう一カ月 まだ一カ月 たった一カ月・・・私はあの日猫と二人きりでした。午前中に長男の中学の卒業式がありほっと一息ついたところでした。本当に生まれて初めて死ぬかもしれないと思うほどの恐ろしい揺れでした。幸い子供達は学校からまだ帰っていなかったので急いで迎えに行きました。雪が降ってとても寒かったのを覚えています。子供達の記憶の中にもあの恐怖はうえつけられてしまいました・・・暗くなるのがとても怖かったですよね。家の主人もすぐに職場に行ってその夜は帰ってきませんでした。もちつきママさんは小さな赤ちゃんもいてきっと私より不安は大きかったことでしょう。本当にあんな思いはもう嫌ですよね・・・もうすぐあの地震が起きた時間になります。もちつきママさんのおばあちゃんはもう空へ昇って行きましたか?亡くなられた方々のご冥福を静かな気持ちで祈りたいと思います。それでは お体に気をつけてくださいね。

| むらちゃん | 2011/04/11 13:30 | URL |















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